結婚用語 - メンズ編
モーニングコート
昼の正礼装。上着の後ろが長くなったデザインで短い前裾から後裾に向かって斜めにカットされたジャケットが特徴的。ジャケットは黒またはグレー、衿先が上向きのピークド・ラペルで、黒とグレーのストライプか黒白小格子のパンツを着用。白襟をつけたベストかグレーのベストを必ず着用し、ネクタイは白黒のストライプが基本。
ディレクターズスーツ
昼の準礼装。黒の上着に黒とグレー(または白)の縦縞のズボンを合わせたもの。シングルまたはダブルブレストのジャケットにベストを着用。ベストは黒・グレー・オフホワイト、シャツは白のレギュラーカラーで、シルバーグレーのネクタイを合わせる。ネクタイは結び下げるのが基本。
テ−ルコート(燕尾服)
夜の正礼装。前身頃が短く後ろ身頃はツバメの尾のように長くなっている。黒または濃紺の上着とパンツ(サイドに側章が2本入ったものが基本)に、白のベストとウイングカラーのシャツ、蝶ネクタイを合わせる。
タキシード
夜の準礼装。テイルコートにルーツをもつ。本来は夜(18時以降)着用するものとされたが、最近は昼でもOKとされている。白のウイングカラーのドレスシャツに黒の蝶ネクタイを合わせる。シルクを施したショールカラーのジャケットがシングルの場合はカマーバンドかベストを着用。パンツは側章が1本入ったもの。招待状に「ブラックタイ」と記されている場合はこれを着用する。
フロックコート
昔の昼の正礼装。上着の後ろが長くなったデザイン。膝まであるダブルの色は黒かグレー上着に白襟をつけたベスト、もしくはグレーのベストに縞のズボンを合わせるのが一般的。格調高い結婚式でよく着られる。
ファンシータキシード
黒と濃紺以外の色のタキシード。色彩や素材、デザインにさまざまなバリエーションがある。 着方はタキシードに準じる。
スペンサータキシード
タキシードのなかでも上着丈の短いものをいう。着方はタキシードに準じる。
五つ紋服(いつつもんふく)
五つ紋(家紋を五箇所に黒地に白く染め抜いたもの)付の黒羽二重の着物・羽織に袴を合わせた和装の正礼装。レンタルの場合は、印刷した家紋を着物に貼り付けて対応する。
側章(がわしょう)
フォーマルのパンツの両脇にある飾りテープのこと。タキシードには1本、テイルコートには2本あるのが正式。
コールズボン
黒、グレー、ダークグレー(または白)の配色による縦縞柄が特徴のズボン。モーニングコートやディレクターズスーツなど昼の礼装用。
ショールカラー
へちま状に細長く折り返っている曲線的な一枚衿。肩掛けを羽織ったようなデザインで、タキシードに多く使われる衿型。
スターチド・ボザム
礼装用のシャツに見られるデザインのひとつ。胸の部分(ボザム)をU字や角形に切り替えあり、その部分が固く糊付け(スターチド)されていることからこの名が付いた。
アスコットタイ
フロックコートやモーニングコートなど、昼間のメンズ用正礼装に用いる幅広のネクタイ。結んだ形が蝉(せみ)に似ていることから蝉形ネクタイとも呼ばれ、着用時にはスティックピン(長い針状のピン)を用いる。
カマーバンド
タキシードに用いるサッシュベルトの一種。タキシードのズボンのお腹の部分に巻く、幅広のピッタリとしたサッシュ(腹帯)のこと。
イブニングベスト
テールコート(燕尾服)専用の白のベスト。素材はマーセラコットンと呼ばれるダイヤ形のピケ。原則は衿付きで、Vゾーンのカットが深いのが特徴。
ウイングカラーシャツ
襟の先が前に折れた立襟のこと。この前折れの部分が、鳥の翼(ウイング)に似ていることが名前の由来。
スタッズ
取り外しのできるシャツ衿やカフス用の留めボタン。または、タキシードなどに着用するプリーツシャツの胸につける飾りボタン。スタッドボタンとも呼ばれる。
オペラパンプス
夜間礼装用の代蕪Iな靴。タキシードやテールコート(燕尾服)などに合わせる。素材は黒のエナメルかカーフ・スキンで甲部のリボン飾りが特徴。
ストレートチップ
つま先の部分が横一文字に切り替えられたデザインの紐靴で、正式な昼の礼装用の靴。もっともクラシックでドレッシーな短靴。
和装下着
和装の下に着る下着のこと。V首のシャツ、ステテコ、足袋の3点が必要。これだけは自前で用意して。
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