家づくり用語 - た行
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注文住宅
すでに間取りや仕様が決まっていたり、建築済みの分譲住宅に対し、建築主が自分の希望をいかしてプランニングし、施工会社と請負契約をかわして、建築する住宅のことを指す。間取りだけでなく、使用する設備や材料なども自分の好みやライフスタイルに合ったものを採用することができるが、完成した住宅を買うわけではないので、図面などを参考に完成時の状態を理解しなければならない。


耐震補強
建物の耐震性を向上させるために、建物の構造に対して行う補強のこと。方法としては、基礎をコンクリートなどで補強し強くする、壁を増やす、柱と梁との接合部分を金物などで強化するなどがある。


耐震診断
住宅やビルなどの建物が、地震に対してどの程度被害を受けにくいかといった地震に対する強さを診断すること。一般的に言われる耐震診断とは、各地方自治体で配布されている資料に基づいて自分で行うものと、専門家が、実際に家の中を調査し、その結果を踏まえ、図面から建物の強度を計算し、総合的に建物を評価する有料のものなどを指す。


対面型キッチン
リビングやダイニングに対面する形で作業できる開放的なキッチンスタイル。作業中も家族と対話しながら作業できるのが長所。ほかに1列に並べたI型、ワークトップの形から名が付いたL型、U型などがある。


太陽光発電
屋根に設置した太陽電池パネルで太陽光を集めて発電させた電気を、家庭で使用できるようにしたシステム。排出物による環境汚染がなく燃料を消費しない。発電して余った電気は、電力会社に売ることもできる。最近では、屋根材と一体になった発電装置もある。


耐力壁
建物の主体構造として、上下および左右からの加重や外力に対して有効に働く壁。木造軸組の場合は筋交い入りの壁がこれにあたる。


ダウンライト
天井埋め込み型の照明器具。器具自体はほとんど見えないので天井面がすっきり。


建て替え
区画された土地で、既に建築されている建物を取り除き、新たに住宅を建築すること。対して、建物が建てられていない区画された土地に、住宅を建築することを新築という。


断熱
熱の伝動や伝達を防ぐ材料。空気のもつ断熱性を利用したものが多い。空気が移動しないように、独立気泡でつくられた発泡材やガラス繊維、軟質繊維材料が使われる。一般的にはグラスウール、ロックウールなどがある。


暖炉
室内を暖めるための、火を焚く炉のこと。炉の炎が人の視線を集めることから、室内の中心的な装飾としても用いられることがある。炉と煙突が外壁や間仕切り壁と一体になり、レンガや石の化粧材や木製や石のマントルピースを伴う埋め込み型と、本体を不燃材の床の上にのせ、煙突が室内に露出してい据え置き型などがある。


2X4(ツーバイフォー)
北米から輸入された工法。北米の木造建築の伝統的建て方。部材として2インチ×4インチの角材が多く使われることからこの名が付いた。使用する部材が2インチ×6インチの場合はツーバイシックスと呼ばれる。パネル化された壁や床などの面で家を構成するのが特徴で、頑丈で耐震性、気密性、断熱性に優れている。反面、軸組工法に比べて設計上の自由度に制約がある。日本では枠組み壁式工法が正式な名称。


土壁

土を使用した左官仕上げの壁の総称。湿度、温度が安定し、高温多湿の日本の気候風土に適した壁といえる。さび砂壁は内壁に、聚楽や漆喰壁、珪藻土壁は内外装の壁として使用。下地は竹小舞いだったが、最近はラスボードが多い。


坪単価
床面積1坪当たりの工事費。建物の本体価格を、延べ床面積(各階の床面積の合計)を坪単位に換算した数値で割ったもの。1坪は約3.3m2。家を建てる際の費用の、おおよその目安になる。また、坪単価によって家のグレードを知ることもできる。


坪庭
塀や垣根、建物で囲まれ、建物の内部に光や風を採り入れるために造られた、比較的狭い庭のこと。古くは、町家づくりにおける母屋と離れの間にある庭を指した。


定期借地権
新借地借家法による期限を定めた借地権で、「一般定期借地権」「建物譲渡特約付借地権」「事業用借地権」の3タイプがある。一般定期借地権は、契約期間を50年以上としたもので、建物譲渡特約付借地権は、契約期間を30年とし、期間満了後は借地上の建物を地主に譲渡することを定めたもの。事業借地権は、事業目的で契約期間を10〜20年以内とするなどの特徴がある。この制度が活用されることで、土地が貸しやすく、借りやすくなり、借地の供給が拡大した。定期借地権付きの住宅やマンションが開発され、通常の土地所有権付きの物件に比べて低価格で購入できる。


TES(テス)
東京ガス温水システム(Tokyo Gas Eco System)の略で一台のガス熱源機を中心に風呂・給湯・床暖房・浴室暖房乾燥・ミストサウナまでまかなうトータルシステムの事。

鉄骨ラーメン構造
柱、梁を重量鉄骨で構成し、その接合部が固定されている構造。材と材が交わる部分が剛接合によって固定されているのが特徴で、強固な構造から高層ビルや橋にも使用される。 耐震性や耐久性が高く、集合住宅など中高層の建物に採用されることも多い。


動線
建物や都市の空間における人や物の動きを示した線。その動きや量を予測して設計に生かすのを動線計画という。


ドーマー
小屋裏部屋への採光を主目的とする小さな屋根がついた窓。屋根窓ともいう。


ドライエリア
地下室の採光、換気、防湿などのために、地下外壁に沿って設ける空堀のこと。

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