家づくり用語 - さ行
さ行

サービスヤード
洗濯物干しやゴミの一時置き場など家事に利用される屋外スペース。


財形住宅融資
一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上行い、貯蓄残高が50万円以上ある人が利用できる住宅融資。住宅の新築や購入、リフォームなどに利用できる。財形貯蓄残高の10倍の額で最高4000万円まで、所要額の80%を限度として融資を受けられる、財形以外の公庫融資や年金住宅融資などと組み合わせて融資が受けらる、同じ住宅に複数で申し込むことができるなどの特徴がある。


サイディング
本来は羽目板や下見板など外壁に張る板材の総称。一般的に、セメントやセラミック、金属を使った工業製品化された外壁材を指す。最近では、耐久性や断熱性、防火性、デザイン性に優れたものが開発されている。


在来工法
柱、梁、桁、土台などの軸組部材に木材を用いた軸組工法。伝統的な木造工法。金物などを使用する木造軸組工法も含まれる。


サニタリー
キッチンを除く、トイレ、浴室、洗面室など、衛生のための水まわり設備をもつ部屋の総称。


サンルーム
開口部を大きくとったり、天井にガラスを使うなどの工夫をして、日光を多く取り込めるようにつくられた部屋のこと。


C値
相当隙間面積。建物の気密性能の指標となる値で、値が小さいほど優れた気密性をもつ建物であることになる。単位はcm2/m2。室内と外気の気圧差が9.8Pa(=1mmAq)時に、どれだけの空気が室内から外部に流出するのかを住宅の床面積で割ったもの。


シーリングファン
天井扇。室内の空気を循環させる、天井に取り付けられた回転する羽根。装飾として設置されることも多い。


仕口
構造部材である柱や梁、桁など、2つ以上の部材を組み合わせ、接合する方法。またはその接合箇所。仕口はかかった力の伝達が的確に行われるよう、それぞれにほぞとほぞ穴をつくり組み合わされる。


JIS
日本工業規格。工業標準化法に基づいてつくられた規格。工業製品の材料の規格や試験方法などが定められている。MDF(中繊維板)やパーティクルボードなどの、ホルムアルデヒドの放散量も規制している。


次世代省エネルギー基準
住宅金融公庫の融資基準のひとつ。公庫融資の中には「省エネルギー基準一般型」と「省エネルギー基準次世代型」がある。一般型に比べて次世代型は基準が厳しく、融資を受けるにはさらに2割程度のエネルギー削減をする必要がある。断熱材を厚くしたり、気密工事を行うとともに、気密化で自然換気が減少するのを補うため、24時間換気システムの設置が義務づけられている。


自然材料(素材)
木材、紙、草、タイル、石、土など自然の素材でつくられた材料のこと。むくの木をはじめ、和紙やタイル、大理石などの石のほか、月桃やケナフという草を原料とした壁紙、コルクや麻、ココヤシを原料とした床材、亜麻仁油と松樹脂などからつくられたリノリウム、竹や籐を使った床材、漆喰や珪藻土などがある。


自然塗料
植物成分および無害顔料成分で構成された塗料。渋ガキの絞り汁を使った防腐剤の柿渋、ミツバチの巣をとかしてつくったつや出しに使う蜜蝋、炭焼きの煙から取れる防腐剤となる木酢液、植物油などでつくられたフローリング用の塗料がある。


漆喰
消石灰を主原料とし、これに水、砂などを混ぜて練り上げた塗り壁の材料。左官材。壁や瓦屋根に用いる。


シックハウス(症候群)
住まいの壁や床、構造体、家具などの材料に含まれる化学物質で汚染された、室内の空気が原因で起こる健康障害。住宅の気密性が高まったことにより、増える傾向にある。


JAS
日本農林規格。農林物資規格法に基づいて定められた農林物資に関する標準規格。一例としては、フローリングや合板などのホルムアルデヒドの放散量の基準などを定めている。


省エネルギー住宅
壁、天井、床に断熱材を使い、断熱サッシや二重サッシで冷暖房に使用するエネルギーの消費を少なくした住宅。暖かな地域では、遮熱ガラスなどで日光を遮ったり、通風の工夫が必要な場合もある。


上棟式
建築祭礼のひとつ。棟木を上げるときに行われ、大地をつかさどる神に感謝し、完成まで工事の無事を願う祭事。建前ともいう。


ジョリパット
アクリル系壁仕上げ材。内装用だけでなく外装用もある。ローラーの種類を変えることで、さまざまなパターン模様をつくることができる。


真壁(大壁)
日本の伝統的な壁のつくり。柱や梁が室内に現れているので、構造材が空気に触れ温湿度が調整しやすいので耐久性がよいと考えられている。これに対して、柱が外部に現れないように仕上げた壁を大壁という。


人造大理石
天然の大理石に似せてつくった模造大理石。合成樹脂と無機微粒子によってつくられる。キッチンのワークトップや浴槽などに使う。


スーパーシェル工法
トステムが開発した、壁自体に強度を持たせるパネル工法。断熱材を面材ではさみこんだ壁で、高い断熱性をもつ。気密性、耐震性にも優れる。


数奇屋建築
茶室風の建築様式で建てられた建物。数寄屋造り。「物好き」が数寄の語源といわれる。室町時代の書院造りに、千利休がデザインした茶室とが合体。安土桃山時代から江戸時代に完成した。代表的なのは桂離宮など。


筋交い
建物の構造を強固にするために、骨組のなかにに斜めにいれる部材。引張り力に耐える引張筋交いと、圧縮力に耐える圧縮筋交いとがある。木造では圧縮材として柱の2分の1程度の太さの木材が使われ、鉄骨造では引張材として丸鋼やアングルが使用される。


スレート
内外装の材料。天然のスレートと人工のものがある。天然スレートは粘板岩などを薄板に加工。独特の質感があるが高価。人工のスレートはセメントに石綿を混ぜて高圧プレスしたもの。主に屋根葺きの材料となる。


石膏ボード
石膏を主体に軽量の骨材を混ぜたものを芯とし、その両面を厚紙で覆って平らな板状にしたもの。防火性、遮音性、加工性、寸法安定性に優れ、壁や天井の内外装下地材に使う。別名プラスターボードともいう。用途に応じて、シージング石膏ボード、強化石膏ボード、石膏ラスボード、化粧石膏ボードなどがある。


ソーラーサーキット
鐘淵化学工業が開発した、外断熱・二重通気工法のことで、省エネルギー型住宅に使われる。外断熱と二重通気を組み合わせ高断熱・高気密の性能を確保しつつ、躯体内の通気・遮熱も可能にする。夏季は、小屋裏のSC(ソーラーサーキット)ダンパー(通気孔)を開放することにより、屋根裏に集まった熱気を戸外に逃がし、床下ダンパーを開放することによって、躯体内空間の風通しをよくする。冬期は、小屋裏と床下のSCダンパーを閉鎖し、室内・戸内の暖気を逃さず、冷たい外気の侵入を防ぐ。


外断熱
基礎から壁、屋根まで建物全体を外側からつつむように断熱する方法。内断熱より隙間はできにくくなるが、断熱面積が大きくなるため多少割高になる。

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