家づくり用語 - あ行
あ行

RM造
ラーメン構造の略。ラーメンとはドイツ語で枠のこと。柱と梁の接合点をしっかりと固定(剛接)した枠組み。筋交いがないので、大きな開口部をとったり、大空間を確保したりできるのがメリット。


RC工法
鉄筋コンクリート造のこと。略称でRC造と呼ばれる。コンクリートを鉄筋で補強した構造材を用いた構造で、引っ張る力に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを一体化させ、強い構造としている。鉄筋は酸化して錆びるが、コンクリートのアルカリ性によって防ぐことができる。また、鉄筋をコンクリートが覆っているので、火災の熱からも守られ、耐火構造をつくることができる。


IHクッキングヒーター
200Vの電源を使った電磁調理器。輻射熱がないためキッチン周辺が熱くならない。高い熱効率と安全性、掃除のしやすさで人気。

アイランドキッチン
調理台やシンク部分を、壁から離して室内の中央に設置したもの。島のように存在することからアイランド形と呼ばれる。

上がり框(あがりかまち)
玄関の上がり口と土間床との段差の高い方の床に取り付ける横木のこと。ケヤキなど木目の美しい材料を用いる。最近では人造大理石や御影石なども使われている。一戸建てでは、20〜40cmの段差がついているため、上がり框に腰掛けて靴を着脱できる


アクティブソーラー(パッシブソーラー)
太陽熱を直接利用する住宅の設計。省エネルギーを目的とし、屋根などの集熱装置や太陽熱温水器などを用いて、太陽エネルギーを住まいの空調や給湯に生かすこと。アクティブソーラーは機械を利用して、積極的に太陽エネルギーを取り入れる。対して、パッシブソーラーは、機械力を使わず窓を大きくしたり、効果的な蓄熱材を用いるなど、受動的な太陽エネルギーの利用のことを指す。


上げ下げ窓
ガラス戸が上下にスライドして開閉する窓。上下2枚とも動くダブルハングと片方だけ動くタイプがある。


アプローチ
道路から門、玄関にいたるまでの通路およびその周辺。


雨仕舞い
雨水が建物の内部に浸入したり漏ったりするのを防ぐこと。または防ぐための施工方法。


アルコーブ
部屋や廊下などの壁面の一部を後退させてつくったくぼみ状の部分。


内断熱(工法)
天井から壁の中、床下、柱と柱の間などの躯体内の隙間に断熱材を充填する方法。日本では最も早く導入された断熱工法。


エアーサイクルシステム
通風を工夫した省エネルギー住宅の手法のひとつ。外壁とその内側の断熱ボードの間にすき間を設け、冬は屋根裏の暖かい空気が床下へ、夏は床下の冷気が屋根裏へまわって自然空調ができるようにした住宅。


ALC
autoclaved light-weight concreteの略。発泡剤で多孔質化した軽量気泡コンクリートのこと。板状にしたものはALC板あるいはALCパネルという。軽量で施工、加工が容易で、断熱性・耐火性も高い。


S造
鉄骨を構造材料としてつくった構造のこと。SはSteel(鉄)のこと。強度が高く、耐久性、耐震性に優れている。重量鉄骨と軽量鉄骨があるが、いずれも鉄筋コンクリート造より建設費が安い。木材に比べ強度があるので、柱の少ない大空間などダイナミックなプランも可能だが、酸化による錆の発生の心配があるため、湿気の多い場所では十分な防錆処理をする必要がある。


SV規格
壁紙製品規格協議会が、快適・健康・安全に配慮した製品の供給を目的に作成したマーク。


Fc-0
日本農林規格(JAS)が定めた合板(フローリングなど)のホルムアルデヒド放出量の区分。Fc-0はもっとも厳しい基準で、ホルムアルデヒドの放出量の平均値が0.5mg/L以下、最大値が0.7mg/L以下の等級を示したもの。


FP工法
1985年に松本建工により開発され、特許を取得している木造建築物の建築方法。FPは、フレーム&パネル(Frame&Panel)の略。ウレタン断熱パネルを使用し、パネルとパネル、パネルと柱の密着接合によって、高い断熱性、気密性、耐久性、耐震・耐風・耐火性能を実現。また、工場生産による高い効率化や、施工面で徹底した省力化を図ることができるのも特徴。


縁甲板
日本建築の縁側などに使われていた床用木材。主にアカマツやヒノキなどの針葉樹で、むく板を加工したもの。床用のほか壁や天井にも使われる。


エンジニアードウッド
加工木材のこと。LVL、集成材、OSB、ウェハーボードなど、樹脂で木材やその繊維を固形化したもの。また、その2次加工製品などをいう。


OS(オイルステン)
油溶性の染料または顔料を石油系の溶剤に溶かし、少量の油性ワニス、ボイル油を配合したもの。浸透性の塗料なので木の素材や木目などをそのまま生かせる。


OMソーラーシステム
太陽の熱を利用し室内に取り込んだ空気を暖め、床暖房・給湯などに利用するシステム。 軒先から取り入れた空気を屋根が受ける太陽熱で温め、床下を温めながら部屋の中に取り込む。建物全体をしくみとして利用するため、建てる前にシステムの採用を検討しなければならない。


オーク(材)
ブナ科の落葉樹で、ナラ、カシ、カシワなどの広葉樹を指すが、ナラを指すことも多い。ナラは木目がはっきりしているのが特徴で、建材や家具などに多く使われている。日本でも採れるが、中国やアメリカなどからも輸入されている。


オーニング
窓や入り口、店先などに出ている日よけ。雨よけ。


オスモカラー
ドイツのオスターマン&シャイベイ社がつくるフローリング用の塗料。自然の植物油とワックスでつくられているので、有害なホルムアルデヒドなどを発生しない。高い耐候性と撥水性をもつ。ISO9001、ISO14001を取得している。

TOP







inserted by FC2 system