株価の変動

企業の業績による変動
株価を決める最大の要因として、企業の業績があります。簡単に言えば、業績の良い企業ほど、株価が高くなります。逆に業績の悪い企業は株価が低くなります。

企業の業績予想の修正があります。当然、この修正により株価は大きく変動します。上方修正なら株価は上昇しますし、下方修正なら株価は下落します。

株式投資という観点からいえば、“まだ”業績が上がっていない企業の株を買い、業績が上がった時に売る、という方法で安く株を買い高く売ることができます。
また、業績が良い企業の株式は、配当も多くもらえるなどのメリットもあります。

株券の需給状況による変動
一般的に物の値段は、需給状態によって変動します。これは、株式においても同様のことがいえます。

具体的には、株券を買いたい人が多ければ株価は上昇しますし、売りたい人が多ければ下落します。

景気や為替レートによる変動
世の中の景気も、株価に大きく影響します。基本的に日経平均や日経JASDAQ平均、TOPIXや為替などに株価は影響を受けます。

景気が良ければ個々の企業の業績も上がり、株価も上がる傾向があります。しかし、株価は景気に先行する傾向がある為、景気が良くなってから株を買うと株価の高い状態で買うことになってしまう恐れがあります。

これは短期投資やデイトレードが最も影響を受けると要素とも言えます。日経平均と全く同じようなチャートを描く銘柄も多く、日経平均が下がると心理的なのか投資家の買い勢力が連鎖を起こして衰えます。

したがって、短期投資の場合はこれらの値もチェックしながら相場全体を考えての投資をする必要があります。

為替レートによる変動は、その企業が輸出入をどれくらいしているか、によって影響してきます。 具体的には、輸出の多い企業は円安になると利益が多くなる為、株価が上がります。一方、輸入の多い企業には円安は利益が下がるので、株価が下がります。

景気は政策にも左右される為、政策の動向に気を配る必要もあります。

また、前日の米国市場(NYダウ・NASDAQ)なども株価に影響します。米国市場が大きく下がると日本の市場でも下げで始まることが多い。したがって、市場が開場する前に米国株で今日の株価がどうなるか雰囲気ですがある程度予想することができます。


上記のことなどから、ニュースを見た投資家により大きく影響がでます。また、株価の変動を予測することが出来ます。このニュースを「材料」とよく言われていまが、「材料」には当然良い材料となる「好材料」と悪い材料となる「悪材料」があります。上記以外の代表的な例を下記に紹介します。

不祥事
不祥事は当然株価暴落を招く「悪材料」です。不祥事によっては底なしとなる可能性も高いので危険です。

それと同時にチャートが荒波になることもあります。これはニュースとなり注目されたことで短期投資の投資家が投資するからだと考えられます。それに便乗して儲けるという方法もありますがギャンブル的要素も大きくなります。


経営統合
これは「好材料」となる大きなニュースです。注目されることで株価は上昇します。しかし、上昇は一時的なものが多いのである程度上がったら見切りをつけることも重要だと思います。また、周辺の企業、関連の企業の株を買うことも有効とされています。


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