株式市場の仕組み

世界中の投資家を対象に投資をしてもらう際に、効率よく売買が出来る仕組みがとられている場所が「株式市場」だと言えます。

この株式市場に証券会社を通して売買注文が集められ、順次、売買処理されています。

株式会社の株券の売買は、厳密にいえば、必要書類さえ揃えば個人売買もできます。しかし、株主総会での承認など、クリアしなければいけない事が多くあります。

また、個人売買では、身近な人との売買でなければ大変困難なものです。

その為、世界中の投資家を対象に投資をしてもらう際に、効率よく売買が出来る仕組みがとられている場所が「株式市場」だと言えます。この株式市場に証券会社を通して売買注文が集められ、順次、売買処理されています。

誰でも効率よく株券の売買が行える株式市場ですが、それを実行する為の方法や、条件が多くあります。大まかに下記のような内容のものがあります。

株券売買の方法
株に投資したい人はいつでも株を買うことができ、株に投資した資金を回収したい人はいつでも株を売ることができます。

これらの取引をスムーズにするのが「証券取引所」の役割です。この証券取引所は、会員制の法人組織で、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5ヶ所にあります。証券取引所で取引ができる時間は、午前9時〜11時、午後12時半〜3時までとなっています。

証券取引所は会員制の法人組織である為、一般の人は参加することはできません。そこで、一般の個人が売買を行う際には、証券取引所の会員になっている「証券会社」で株を売買する(仲介してもらう)ことになります。

株売買ができる企業

株式市場で売買できる株券を持つ企業には、一定の条件があります。いわゆる「上場企業」の株券だけです。

「上場」とは、企業が株式市場に申請して、株式の売買を行えるようにすること(“株式市場への登録”と考えると理解しやすいかもしれません)で、上場しなければ株式市場での取引はできません。つまり、全ての企業の株券を売買する事は出来ない、ということになります。

この上場の基準として、発行済み株券数や株主資本の額などがあり、「上場している」ということは、その企業の経営が安定または順調ということがいえます。

株式市場の種類
日本には、東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・ジャスダックの6つの証券取引所があります。上記の中で、異質の証券取引所となるのジャスダックは、東京(東京証券会館内)にある国内で唯一21世紀に新設された証券取引所で、新興企業向けの市場になります。

各証券取引所は株式取引の場としての区分を設けています。

代表的なものとして、「第1部」「第2部」による区分があります。これは、各企業の株式数や時価総額などの基準を満たした場合に上場される区分になります。

その他の区分として各証券取引所で、マザーズ(東京)、ヘラクレス(大阪)、セントレックス(名古屋)、Q-Board(福岡)、アンビシャス(札幌)と呼ばれている「新興市場」があります。

上記の5つもジャスダックと同じように、新興企業向けの市場になります。
(※新興企業の上場基準は、将来成長が期待される企業であることで、このような企業に対して早期の資金調達の機会を提供する事を目的としてこのような市場が用意されています。)

しかし、ジャスダックは40年以上の歴史のある市場であり、国内の他の証券取引所に開設されている「新興市場」とは異なります。

ジャスダックの主な特徴として、新興企業向けの市場という点もありますが、売買方式という点で他の取引所とは大きく異なります。

売買方式として、オークション方式とマーケットメイク(MM)方式という、2つの方式を採用しています。オークション方式は、他の証券市場と同様の売買方式と同じです。


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