ローン金利

固定型金利ローン

ローン契約時に決めたローンの金利が、全返済期間にわたって適用されるタイプのローン。住宅ローンでは公庫融資、年金融資がこれにあたり、ローン金利は公庫融資と年金融資の一部は段階金利制となっている。この場合特殊だが、11 年目以降にローン金利が変わる場合もある。しかし、借りた時にローン金利が決められているためやはり「固定金利型」の分類となる。今のような超低金利の時期は長期間にわたってその恩恵を受けられるので、「変動金利型」でなく固定金利型のローンを利用すると有利な場合が多くなっている。また民間金融機関の住宅ローンでは、多くの銀行や生命保険会社が固定金利型を取り扱っており、教育ローンなどは全期間固定金利であるものが多くなっている。

変動型金利ローン

ローン返済期間中に適用金利が変動するタイプのローン。ローン金利の見直しは、民間住宅ローンの場合であれば年 2 回が一般的。ローン金利の見直しは頻繁に行われるが、返済額の見直しは 5 年に一度としている所が多い。ローン金利の変動があっても 5 年間は返済額が変わらず、変化するのは返済額の利息と元本の割合だけ。 6 年目以降の返済額はその時点で再計算されるが、仮にローン金利がかなり高くなっていても、直前の返済額の25 %アップまでと上限が決まっている。ローン金利が高い時に変動金利で借りると、ローン金利が低くなるに伴って徐々に元本部分の返済に回る割合が拡大していくメリットがあるが、逆に低金利の時に利用すると、ローン金利の上昇に伴って利息の占める割合が多くなり、ローン残高がなかなか減らないことになる。

固定金利選択型ローン

ローン返済中、一定期間のローン金利を固定するタイプのローンで、主に都市銀行、生命保険会社が取り扱う。ローン金利を固定できる期間は金融機関によって異なるが、3 年、 5 年、 7 年、 10 年などが一般的となっている。ローン契約当初に選定した固定金利期間が終了すると、【1 】再度固定金利選択型か変動金利型かを選べる金融機関と、【2 】変動金利型しか選べない金融機関とがある。また、固定金利期間が過ぎるとその時点でのローン金利が新たに適用され、それに伴って返済額も再計算される。




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